そんな布団でお昼寝ですか?! 可哀想な保育園児達
東京電子自治体共同運営サービスという入札サービスに登録してますので、やはりこれに参加している自治体様より多くの入札指名が参ります。
一番多いのは保育園のお昼寝布団でしょうか。
ところが、最近下画像のような仕様のお布団が多くなってきた・・・というか殆どです。
先日きた某自治体様の仕様書です。
まず、仕様内容自体がおそろしく細かいものであり、商品ありき・業者ありきである事がよくわかります。こんな商品をこの商品を製造している業者以外の業者が用意できるわけがありません。
・・・っと、話題がずれました。。。
諦めがすぐつくので、そんな事はどうでもいいのでした。
問題は・・・
仕様書、下の方、「敷マット大」の欄。
マットっていうぐらいだから、薄いペラペラなものなのでしょう。
そしてポリエステル100%の中綿入りです。
以前は弊店の所在する東京都府中市は「木綿わた入りの敷ふとん」を採用してました。ところが残念ながら府中市も今はポリエステル綿入のマットを採用しています。
我々ふとん屋からしてみれば、「なんで?」です。
新陳代謝の激しい赤ちゃん。
夏は吸湿性に乏しく汗を吸ってくれずに蒸れる!
冬は保温性に乏しいポリエステル綿、寒~い!
冬の寒さは床から来るんですよ~。
ところが蒸れて寒~いお昼寝用敷マットの採用を喜ぶ人たちがいます。
そうです。軽いので非常に扱いが楽。薄いので収納の場所も取りません。汚れてもすぐに洗えます。
そうです。あの方々です。
今回の入札も上記理由を書きたらし、辞退させて頂きました。
暖かくて寝心地の良い、赤ちゃんのための・子供のための「木綿わた入り敷ふとん」。
今後も訴え続けて参ります。
なお、僅かですが「木綿わた入り敷ふとん」を採用している公立保育園様や、保育園に頼らず木綿わた入り敷ふとんを各ご家庭が用意するケース。
そして弊店のお得意様である多くの近隣私学保育園様の存在。
行政に言いたいことは山ほどありますが、子供を保育園に預ける親御さん自身も、このような知識をお持ちになられていいのではないでしょうか。