衝撃の敷ふとんw(゚o゚)w
昨夜ひょんな事から人生史上初めて羊毛敷き布団で寝た女房から衝撃の一言・・・
「暑くて寝れなかった。。。蒸し蒸しで何回も夜中に起きてしまった。。。」
そして、これはいいネタができたぞ!と冷静に喜ぶワシ・・・
普段はもめん綿の敷きふとんを使ってる人間が、羊毛敷きふとんをたまたま使ってしまったからこそ実証された興味ある事実。。。
では比較分析してみましょう。
まず一般的に敷ふとんは「敷ふとん」として大きく括られがちですが、中身の素材は多種多様でありその性能効果も色々であることを理解しなければなりません。
まず当店でメインに扱っているのが、もめん綿入の敷ふとんです。女房が一昨日まで使っていた(実家でも使ってた)のがこのふとん。
保温性・吸湿性に優れるふとんです。
次に問題の羊毛ふとん。正式には「三層式羊毛混敷ふとん」と呼ばれることが多いです。
デパート・量販店様ではメインに売られている見かけが非常によろしいキルティングされてる敷ふとんです。
当店でも例えば布団を干す事ができない単身者様などにはお勧めして販売させてもらってます。大手メーカー製・2万円台の品がメインですが。。。
圧縮された固い中綿(ポリエステル100%)が芯にあり、それを「羊毛混」、つまり毛50%・ポリエステル50%の巻物で巻いた品が一般的ですかね。
「毛」所謂羊毛、つまり羊の毛。。。こちらも一般的には保温性・吸湿性に優れ、干さなくてもいいという手軽さから人気の敷ふとんです。
そして今回のこの事件はこの二種類の敷ふとんの比較の中で、共に売りのひとつである「吸湿性」の部分で差が出てしまったように考えます。
熱帯夜、暑いですね~。
「吸湿性」の劣る敷ふとん。。。ってイメージできますでしょうか?
要は自分の体から発散された汗がそのままふとんに吸収されず、汗水湿気ムンムンの上で寝てる状態 の事であります。ちょいデフォルメ表現してますがw・・・
ただよく考えれば「羊毛」自体は吸湿性に優れた素材だとは思いますが、商品タグで素材表示を見れば一目瞭然。羊毛って実はちょっとしか使ってなくて、殆どが吸湿性が著しく劣るポリエステル素材なんですよね。
だから既製品が悪いとはいいません。
今回はたまたまなんですw。普段と違う敷ふとんを使ってしまった比較結果なんです。
科学的に数値で比較検証すればほんの僅かなところだと思うんです。
尤も女房曰く「このふとんもう絶対使わない!」・・・。
結果、ふとん製造・小売り店として「敷ふとんください」 とお客様がご来店されたら、今回のエピソードをネタに当店職人手作り仕立て、もめん綿入りの敷きふとんを自信を持ってお勧めしていきたく思うわけです。
日本の風土には昔ながらの敷きふとんがやっぱ一番じゃん!です。
吸った汗水を放湿させる「ふとん干し」作業が面倒ですが・・・いやいや面倒だと思わないでください。それが一日のやらなければならない作業なんですよ。
そこでもうひとつ気にかかる事。
ベビー寝具。。。
一番汗をかくお方の敷ふとんです。
ご予定のある方、商品素材表示をちょんと確認することをお勧めします。私が当店のような専門店以外のところで探した限りでは、ポリエステル100%以外の商品を見つけることはできませんでしたが・・・
話は飛びますが、たまにこの羊毛ふとんを「うちのは「綿」のふとん」と誤解してる方がいらっしゃいますが、確かに「綿100%」の表示があるんです。だけどそれは中身じゃなくて側生地!の話なのでご注意をw
最近は寝具メーカーも熱帯夜対策として冷却なんじゃねとか色々商品を出してきて、更にそれを類似した中国製の格安粗悪品が巷には出まわっております。
そしてこれを使えばこの夏は大丈夫!仮眠保証!とか大袈裟に宣伝するCM広告
まあこの件に関してはまた次の機会に詳しくと思うわけですが、良く眠るためには寝具の基本的な素材知識が必要だし、更に細かく言えば年齢に応じた体調管理等も関連してくるのです。
今回の件は実は理論的な知識としてはプロとして当たり前の事レベルのネタでしたが、あまりにも分かり易い事件がありましたのでブログネタとして公表しました。女房ありがとうw
次は冬になったら「保温性」の比較実験を女房にしてもらいたいと思ってます。寒い! って言うだろうな~
その前に拒否されるか・・・